みなさんこんにちは。チェスキーです。
連日、小林麻央さんのニュースが報道されていますね。
麻央さん自身の頑張りやこれまでの偉業はもちろんのこと、
夫の市川海老蔵さんを見直すといったような声や、
2人のお子さんの健気な様子も涙をそそりますね。
市川海老蔵さんは、最愛の麻央さんとの
急な別れにもかかわらず、
自身の舞台をしっかり演じ切り、
25日のブログでは
「みたまうつしの儀」を終えた
とご報告されていました。
亡くなってから既に4日が経っているので、
そろそろお通夜や告別式が
執り行われるのかな?と思っていたのですが、
「みたまおくりの儀」とは
どんなものなのでしょうか?
また、市川海老蔵さん(堀越家)は
宗教はなんなのかが気になりましたので
調べてみました。
みたまうつしの儀とは神道式のお通夜のこと
「みたまうつしの儀」は、神道におけるお通夜のことです。
我々が慣れ親しんでいる「お通夜」は
仏教式のお葬式の呼び方です。
日本はいろいろな宗教の行事を
その時に応じて受け入れているので
イマイチ違いが分かりにくいのですが、
仏教と神道では「死」に対する姿勢が全く違います。
仏教では、人は亡くなると
仏さまの弟子となるため、天国に行きます。
なので亡くなることは悲しいことですが、
仏の世界へ行くという意味では、
悪いことではないという捉え方です。
それに対して神道は、
「新しいもの、清潔なもの」が神聖なものとされ、
その対極にある「死」は穢れているものと捉えられます。
また、神道での故人は神様となり、
自分の祖先と共に家族を守るとされています。
ですので、「みたまうつしの儀」は
人間が神様になるためのとても大切な儀式です。
家族にとっても節目の儀式ですね。
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みたまうつしの儀とはなにをするの?何故、夜に行うの?
みたまうつしの儀は
通常は夜間に行われるとのことです。
もしくは、部屋を暗くして、暗闇を作って行われることもあるとのこと。
小林麻央さんの「みたまうつしの儀」は
6月24日の夜に行われたようです。
実際に何をするか、ですが、
大まかにまとめると、
①夜に行うか、夜を表すように祭場の灯りを消して暗くする。
②斎主が遷霊詞(せんれいし)を誦しながら、御霊代を故人の顔にかざして魂を遷す。
このとき、斎員によって、「を-」という音声(警蹕=けいひつ)が発せられる。これは、神様のお出ましを告げる神事のしきたりで、その間は神職も参列者も頭を下げて拝礼しつづけなくてはならない。
遷霊詞とは、先祖や八百万の神様たちに対して
「これからこういうもの(故人)が行きます」
ということをお知らせするものです。
また、警蹕=けいひつ とはその昔、
位が高い人が通る際に、一般の人たちにそのことを知らせるために
発せられていたという音声だそうです。
③故人の御霊(みたま)を霊璽(れいじ)に遷す。
霊璽(れいじ)とは、仏教でいう位牌にあたるものだそうです。
そして御霊が遷った瞬間から、故人は神様となり、それ以後は神となった故人には
「諡号(おくりな)」が贈られます。
これも仏教では戒名(法名)にあたるものとされます。
④無事に御霊が遷ったら、祭場に再び灯りを点ける。
参列者が順に玉串を供え、二拝二拍手一拝で拝礼。
この時は音を立てない「忍び手」での拍手での拝礼がマナー。
みたまうつしの儀が夜に行われるのは、
御霊は夜にしか移動できないとされているからだそうです。
霊=夜のイメージがありますが、
それはこういう儀式から来ているのかもしれないですね。
みたまうつしの儀の様子がYouTubeにありましたので、
こちらに載せておきますね。
市川海老蔵さんや小林麻央さんの宗教は次のページでチェック!
市川海老蔵や小林麻央の宗教は天理教?
「みたまうつしの儀」というワードは
なかなか聞かない言葉でしたよね。
私もどんな儀式なのか分からなかったので、
調べましたら、神道の儀式だと分かりました。
それと同時に
天理教
というワードも一緒に出てきたのですが、
では市川海老蔵さんのお家の宗教も
天理教なのか?
と思いました。
こちらも調べましたら、
市川海老蔵さんのお家である
堀越家の宗教は
天理教ではなく、
神習教(しんしゅうきょう)という神道の一種を
信仰しているそうです。
今の市川海老蔵さんとは
血縁関係ではないのですが、
9代目市川團十郎が信仰し始めてから
成田屋市川宗家である
堀越家の宗教は
この神習教となっています。
数年前に
海老蔵さんのお父様である
12代目市川團十郎さんが亡くなった時も、
同じように「みたまおくりの儀」が行われました。
市川海老蔵さんは、
成田屋と呼ばれるように、
千葉県成田山新勝寺で
豆まきなどをされているので
てっきり仏教信者なのかと思っていましたが、
神道だったのですね。
私は無宗教ですが、
神道では、
人は亡くなったら神様になるけれど
現世にとどまり、先祖といっしょに
家族を守る、とされていると知り、
市川海老蔵さんにとっては
麻央さんがこれからも一緒にいるんだと
思えるだけでも
少しは慰めになるのかなと思いました。
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まとめ
まだ、小林麻央さんが亡くなったことが
現実味を帯びていませんが、
確実に時間は流れていくのですね・・・。
お通夜にあたる「みたまおくりの儀」が
行われたということは、
そろそろ本当のお別れの日も
近づいているのではと思います。
7月3日に次の舞台が始まるまでの間、
お稽古は休みなく続くでしょうが、
みなさん少しでも心が休まるひとときが
あると良いなと願っています。
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